あおもり話題チャンネルについて 芸術・文化 レジャー・エンタメ 自然 買いモノ タイムリー

第2回
平成23年5月23日月曜日

 ご好評をいただいているか知ったこっちゃないが、勝手に続く青森が誇る様々なNo.1を紹介する「あおもり自慢123」。春が過ぎて、あと1カ月余りで夏が到来する。昨年は全国的に猛暑となり、青森県ではホタテの稚貝が壊滅、ホタテ産業に大きな影響を及ぼした。今年は、快適な夏を過ごしたい!そんな思いとは裏腹に先の震災に伴う電力不足により、快適な夏は過ごせなさそうだ。
 今回特集するのは、夏の飲料の代名詞「炭酸飲料」。なんと青森県は、炭酸飲料の消費量が全国1位なのだ。購入金額は全国平均年間2958円に対して青森県が年間4348円。なぜ、北国の青森が1位なのか。調べると、納得の真実が見えてきた。

 青森の農産業と炭酸飲料には古くから深いつながりがある。読者はもちろんご存じであろう青森が誇る生産量日本一のリンゴ。実はリンゴは害虫が付きやすい植物で、栽培もとても難しい。そこで、リンゴ栽培には農薬を使用するのだが、農家の人はその農薬の散布過程において多量の農薬を吸い込んでしまう。農薬は、害虫を寄せ付けないものであるがゆえ、人体に悪影響を与える有害物質が含まれている。そのため、何かしらして有害物質を体外に出さなくてはいけない。そこで、炭酸飲料の出番である。炭酸飲料を摂取、ゲップをすることにより有害物質を体外に出すのだ。
 しかしながら、全国的に市販されている炭酸飲料では、炭酸が弱く、有害物質を十分に取り出せない。そんな農家の悩みに応えて、炭酸が強いサイダーが青森県内で販売されている。俗に言う「地サイダー」だ。

 そんな事情があり、青森県には様々な「地サイダー」が販売されている。現在でもサイダーの炭酸はキツめになっている。そのため、飲もうと思っている読者には、飲んだ際、くれぐれも豪快なゲップには注意していただきたい。(久保田 圭祐)