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第6回 平成23年3月31日
伝える
文筆  あおもり話題チャンネル編集委員長 久保田 圭祐

 「伝えるということ」は難しい。私自身、観光情報記事のライターとして、日々試行錯誤を繰り返してきた。記事は、まずテーマを決め、構想を練り、素文をつくる。それを肉付けして完成となるが、「これでは読者に伝わらない」と修正を繰り返し、苦労の末に記事が出来上がる。一本の記事を作るのに10時間以上パソコンに向かうこともしばしばある。
 
 伝えることは難しいけれども我々には伝える責務がある。こんな信条を持って記事を書き続けてきた。私事ではあるが、本日をもって、あおもり話題チャンネルの記者から退くこととなった。実に三年間、青森の見どころ、そして今を全身全霊で伝えてきたつもりである。取材で出会ったすべての方と、私の拙い記事を見て下さった読者の皆さまに心よりお礼申し上げたい。ありがとうございました。
 
 青森の観光は、ここに来て大きな転機を迎えた。東北新幹線全線開業と青森DC開催という最大のチャンスに、東日本大震災が発生し、青森観光の需要は激減した。ここを乗り切らなくては青森の観光は死んでしまうかもしれない。しかし、私は信じている、青森がこのピンチを乗り越えられると。
 
[この連載は、久保田圭祐・田名辺一至が担当しました。]