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平成22年10月20日水曜日

 本紙編集委員長の久保田記者は言う。浅虫には数多くの飲食店があるが、浅虫に行ったら是非とも立ち寄りたい名店がある。その名は「鶴亀屋食堂」。
 こちらのお店は、ボリュームがたっぷりの品々で有名なお店。マスコミでもテレビ朝日系列の「いきなり!黄金伝説」のデカ盛り特集などで紹介された。久保田記者のおすすめは、マグロ丼。
 久保田記者いわく、本来であれば混むと困るから、いわゆる「教えたくない名店」ではあるが、数あるパンフレットの中で本紙をお手にとっていただいたお礼に読者にお教えしよう、とのこと。そんな訳で久保田記者に連れられて、鶴亀屋食堂に取材に行った。(蜥J健太、監修:久保田圭祐)
 
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 鶴亀屋食堂は、JR浅虫温泉駅から徒歩6分ほど。「ホテル秋田屋」の隣にある。駅を出てずっと北側(駅の出口から見て右側)に歩いていくと、到着する。
 お店に入ると、空いてる席に座る。メニューがテーブルに置いてあるが、こちらには、マグロ丼などの海鮮丼は書いてない。海鮮丼などのメニューは、壁に貼ってある。この日は、湯の島丼というのがおすすめのようだ。お店の人に、マグロ丼と、湯の島丼を注文する。
 そして、約10分後、記者の前にマグロ丼・湯の島丼が運ばれてきた。自分の目を疑った。どんぶりからあふれんばかりのマグロの量、新鮮さあふれる豊富なネタ。今まで生きてきた中で、ここまでインパクトのあるどんぶりは初めてである。あまりの量に肝心のご飯が全く見えない。刺身たちを少しずつ少しずつ、皿に移していくとやっとご飯に対面。やっとで食べる準備が完了。
 ついに、ネットでも話題騒然の「マグロ丼」を食べ始めることができた。寿司屋でも食べられないような上質なマグロ。見た目だけでもたっぷりの脂がのっており、食べてみると、予想通り、旨い。こんな大量のマグロを一度に食べるなんて、ここでしか経験できないであろう。赤身やら中トロやら、あふれんばかりの「マグロワールド」に吸い込まれるようだった。
また、「湯の島丼」は豊富なネタに圧巻される。見栄えだけでなく、味もグット。新鮮である。なかでも、ウニは近隣の海、陸奥湾で捕れるそうで、とってもおいしかった。マグロ同様、ウニも口の中でとろける。つぶ貝はコリコリしていて、食べ応えがある。スズキ、サーモンにカレイもいい味をだしていた。
 同行した刺身が苦手という西掘記者も脂ののったマグロをおいしそうに食べていた。
 マグロどれもとてもおいしく量も多い・・・いや、半端なく多い。私は4人で鶴亀屋食堂に行ったのだが、4人ですらこの2つの丼に大苦戦。読者の皆様は、お腹を十分に空かし、何人かで行くことをおすすめする。また、ご飯の量が少なめのミニ丼も各種あるので、一人で食べに行くという読者などはそちらをオススメする。

 食べ終わった直後は、もうマグロは当分はいらないと思っていたが、数日後には、また鶴亀屋食堂のあの新鮮で上質なマグロ丼を欲しがる自分がいたのであった。




店名 鶴亀屋食堂
住所 青森県青森市大字浅虫字蛍谷293-14
電話番号 017−752−3385
営業時間 8:00〜20:00
定休日 なし
メニュー マグロ丼 1500円
湯の島丼 2500円


TVタックルでもお馴染み、鶴亀屋食堂の店主、佐藤勇さんは、魚が大好きで、冬の時期になると青森県の竜飛岬にイカやタコなどを釣りに行くほどの釣り師。ある日佐藤さんは市場に行き、魚を見に行ったのだが、そこには、他のマグロに比べ色が出ていないマグロが安く売られていた。佐藤さんはそこで、「おっ、これはおもしろいかもしれない」と、そのマグロを使ってマグロ丼をはじめたとのこと。当初は、冷凍マグロを使用していたが、途中から生のマグロを使うことにした。佐藤さんの思いつきで始まったマグロ丼は今や多い日で数百食も食べられる浅虫の名物となった。