４月２３日にスタートした日本最大の観光キャンペーン「青森デスティネーションキャンペーン(青森ＤＣ)」も閉幕まで１０日あまりとなった。観光関係者は最後の追い込みに向けて準備を急いでいる。（久保田 圭祐）
　
　ＤＣはＪＲグループ６社が特定の地域を売り出す国内最大の大型観光キャンペーンで１９７８年から毎年４つのキャンペーンを展開している。青森県単独で対象地域に採択されたのは今回が初で、「行くたび、あたらしい。青森」をメインテーマに４月２４日から行われている。開催を直前に控えた３月１１日に東日本大震災が発生しその影響が懸念されたが、ＪＲ東日本が販売した「東日本パス」などの販売効果によって前年を上回る実績を挙げている。
　首都圏のＪＲ駅構内では「東北に行こう、青森に行こう」などと書かれたポスターを掲示するなどして、キャンペーンの更なる周知に努めている。安潟みなとまつり実行委員会では２００３年から「ＹＡＳＵＫＡＴＡ　ＦＥＳＴＩＶＡＬ」を毎年７月に開催しているが、今年度は青森ＤＣとコラボレーションした「ＹＡＳＵＫＡＴＡ　ＢＥＹ　ＦＥＳＴＩＶＡＬ　２０１１」を１５日(金)〜２４日(日)に開催する。ＤＣ最終日となる２２日には、本県の郷土芸能のステージを開催することとし、ＪＲ東日本でもイベントに合わせたツアー商品を販売する。
　なお、青森ＤＣの後継キャンペーンとなる「群馬デスティネーションキャンペーン(群馬ＤＣ)」が７月１日からスタートした。