青森デスティネーションキャンペーン(青森DC)の閉幕まで残り1週間を切り、全国から青森へ訪れる人の数はピークを迎えている。(久保田 圭祐)
三連休初日となった16日のJR新青森駅新幹線ホームは「はやて」から降りる多数の乗客で混雑していた。また青森市新町にある郷土料理を提供する飲食店の前には行列がみられた。観光目的で友人と初めて青森を訪れた60代の女性は「奥入瀬渓流や斜陽館に行くのが楽しみ。食べ物もおいしいと聞いている」と期待した。
本県を訪れる観光客は3月の東日本大震災を契機にして激減したが、青森DCの開催と併せて5月にJR東日本が発売を開始した「JR東日本パス」によって持ち直した。既にJR盛岡支社は記者会見において、青森を訪れる観光客が昨年より増加していることを明らかにしている。JR東日本パスは三連休最終日となる18日をもって発売を終了し、青森DCも22日で閉幕するが、今後はねぶたの観光需要が増大することから青森は引き続き賑わいそうだ。
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(写真)青森を訪れる人で混雑する新青森駅ホーム(16日・青森市) |