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平成23年8月17日水曜日

 東北新幹線が全線開業した2010年12月4日、青森駅に新たな観光名所ができた。青森県内各地のお土産品を取り揃えたA−FACTORYである。A−FACTORYには県内でもなかなか手に入らないような品がたくさん揃っていることから、現在では青森市民も利用するほどの施設となった。今回は「ねぶたの家ワ・ラッセ」と共に青森ベイエリアの新名所となったA−FACTORYを取材してきた。(田名辺一至)
 
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外観
 ここA−FACTORYでは、青森のおいしいりんごを生かして、アオモリシードルを製造・販売している。シードルを皆様ご存知だろうか?シードルは、りんごを原料にしたヨーロッパ生まれの発泡性果実酒のことであり、いわゆる一種のお酒である。
 お酒は苦手だという方や未成年だという方もご安心いただきたい。ここA−FACTORYでは、りんごのおいしさを十分にひきだしたアップルソーダも販売している。
 また、さらに嬉しいことに、製造過程も見ることができる。A−FACTORYに入って少し進むと、ガラス張りの奥に大きなタンクなどが見えてくる。そこがシードル工房である。不定期・人数限定で工房見学も行っているそうなので、もし参加できたら相当ラッキーですよ!

外観
 そして、1階には多くの青森の特産品を活用したお店が多く並んでいる。
 ここでは以下に簡単に紹介する。
  ・パン屋(ブーランジェリー セブール)
  ・スイーツ(アルパジョン ルポミエ、スキップエッグ)
  ・スープ店(アオモリスープ)
  ・寿司屋(鮨 いっぱち)
  ・バラ焼き(グリル番紅花)
  ・ガレット専門店(ガレッテリア ダ サスィーノ)       など
 また、1階では多くの土産物品も取り扱っている。TBS系列で放送している「はなまるマーケット」で紹介され、テレビ朝日系列の「シルシルミシルさんデー」の全日本ご当地お菓子NO.1決定戦で優勝した、アップルパイの「まるごとりんご」や、著書「奇跡のリンゴ―『絶対不可能』を覆した農家・木村秋則の記録」(幻冬舎出版)の本で有名な木村秋則氏のりんご園でつくられたリンゴジャムなど、他ではなかなか手に入りにくいものなども販売されている。
 まだまだたくさんの商品が陳列されているのだが、ここでは書ききれないため、実際に訪れてみてほしい。(A−FACTORYのホームページでは詳細が掲載されている。)
 
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 最後に、本誌記者からA−FACTORYに2つ質問をしてみた。「どのように、A−FACTORYを利用してほしいか?」との問いには「青森に住んでいながらも知らないこと、知らない場所はたくさんあります。また、せっかく農家さんたちが丹精込めて作ったものでも、販売の場がなく、埋もれてしまっているものも数多くあります。そういったものを、県外の人にはもちろん、地元の人にも知ってもらいたいと思っています。A−FACTORYに来て、自分なりに青森のおいしい食材を組み合わせて楽しんでもらいたいです。」と答えてくれた。また、青森をこれから訪れようと思っている方々に一言お願いしたところ、「地元の方も。他県の方も。青森のおいしい!を味わってほしいと思っています。青森はりんごだけではありません。工芸品やねぶたなど、様々な魅力があります。イベントも定期的に開催しようと努めておりますので、ぜひA−FACTORYに足をお運びください。」とご回答いただいた。
 皆様もぜひ1度、青森観光の際には訪れてほしい場である。



青森のおいしい農作物を買えるのもA−FACTORYならではだ。



りんご加工製品がたくさん販売されている。


施設名 A−FACTORY
電話番号 017-752-1890
HP http://www.jre-abc.com/a-factory/
開館時間 9:00〜20:00
但し、レストランの一部は21:00まで
休業日 不定休
料金 入館は無料
アクセス 青森駅から徒歩1分


外観。本紙記者が取材した日は、吹雪いていたため若干見えづらいかもしれない。




中に入ると、まず青森の特産品たちが我々を迎え入れえてくれる。





奥のほうには、食事ができるコーナーもある。後程詳しく紹介するが、ここには様々なお店がある。




記者もシードル工場に潜入した。手に持っているのは、A−FACTORYで販売しているワイン。




記事でもご紹介している木村秋則さんのリンゴジャム。県内でもなかなかお目にかかれない代物だ。




菜の花で有名な横浜町の菜の花はちみつ。こちらも県内でもなかなか買うことができない。