東北新幹線全線開業を盛り上げようと昨年１２月に開催された「高校生がつくる東北新幹線開業前夜祭」を運営した新幹線開業イベント実行委員会（事務局にあおもり学生プロジェクト クリエイト）が３日、解散した。

　高校生がつくる東北新幹線開業前夜祭は、新幹線開業に対する市民の盛り上がりが薄いことに危機感を覚え学生団体たクリエイト（当時）のメンバーが新幹線開業イベント実行委員会を立ち上げ、共感した高校生ら約６０名がスタッフとして運営に携わったイベント。当日は荒天の中、ファッションショーやクイズ大会などが行われ、およそ１０００名の参加者が開業を祝った。また、実行委員会ではイベント終了後、報告書を作成しイベントを総括し、その中で、前夜祭スタッフの９割以上が青森への思い入れが強くなったと回答したことを挙げて、イベント開催意義があったと記述している。
　実行委員会は、新幹線の開業から１年を迎えて報告書の送付などの事後業務に一定のめどがついたとして、３日付けで解散された。前夜祭から１年の節目を迎えたことについて久保田圭祐実行委員長は「あの前夜祭を若者と大人のチカラで成功裏に収められたように若者と大人が地域活性化をはじめとして各方面での協働を活発にできれば、青森は元気になると信じています」とコメントしている。