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平成23年12月31日土曜日

 2011年も大晦日を迎えた。はやぶさもデビューし、新幹線元年となった今年。3月の東日本大震災をはじめとして様々なことが青森県を席巻した。青森県のこの一年を、あおもり話題チャンネルの記事と写真で振り返る。(メディア制作室)


【2月】隠れかっぱの湯を撤去

 むつ市大畑地区にある通称「隠れかっぱの湯」が、今年2月、撤去された。「隠れかっぱの湯」は、公衆浴場法に抵触していると県から指摘を受け、昨年3月から使用禁止としていた。地元住民はもとより全国の秘湯マニアに愛されている「隠れかっぱの湯」が撤去されるという報は全国ニュースで取り上げ、むつ市に抗議が殺到するなど、巷を騒がせた。

【3月】はやぶさデビュー 時速300キロ運転開始

 6日、JR東日本(本社 東京都渋谷区・清野智社長)は東北新幹線にE5系新幹線「はやぶさ」を投入した。はやぶさには日本初の新幹線版ファーストクラス「グランクラス」が搭載された。わずか18席の座席配置と、最高級のもてなしで乗客を迎える。 

【3月】東日本大震災 青森市の交通まひ

 はやぶさデビューのわずか6日後、日本観測史上最大の地震と津波が東北地方を襲った。 東北地方太平洋沖地震により、青森市内でも震度4を観測した。 この地震により気象庁は全国に津波警報と注意報を発令した。 更に、県内全域で停電が発生し、信号が機能しないなど県内の交通がマヒしており在来線・新幹線もストップした。なかでも東北新幹線は運転再開に49日完全復旧に195日かかった。
 また、この地震と津波によって発生した福島第一原発事故によって、放射能が東日本の広い範囲に拡散。本県もその対応に追われた

【3月】中三が経営破たん

 青森市、弘前市、盛岡市に百貨店を展開する株式会社中三(本社 青森市・向中野光秀社長)が、30日に民事再生法を申請、事実上、経営破たんした。県内唯一の地元資本の百貨店だったこともあり、全県に衝撃が走った。
 その後、民事再生手続は順調に進み、7月にはスポンサーが株式会社フェニックスキャピタルに決定、現在は経営再建に取り組んでいる。

【4月】青森デスティネーションキャンペーンが開幕

 青森デスティネーションキャンペーン(青森DC)が23日、開幕した。開幕1か月に東日本大震災が発生、基幹交通の東北新幹線が運休になるなど開催が危ぶまれていたが、予定通りの日程での開催にこぎつけた。キャンペーン初日は県観光物産館アスパムでオープニングセレモニーが開催され、三村知事が「県民の“おもてなしの心”で青森の素晴らしさ伝えよう。東北は一つ、東北の元気を青森から広げていこう。」と力強く語った。
 キャンペーンは「行くたび、あたらしい。青森」をテーマに7月22日まで開催された。
 終盤には、東日本パスも発売され、多くの人が青森を訪れた。

【8月】ねぶた大賞にサンロード青森

 青森ねぶた祭が今年も2日に開幕。多くの観客を魅了した。今年度の総観客数は266万人と、震災の影響を受け、前年を33万人下回った。
 平成23年度ねぶた大賞にはサンロード青森(竹浪比呂夫ねぶた師)が選ばれた。同団体の最高賞受賞は18年ぶり。

【10月】十和田観光電鉄線の廃止決定

 十和田観光電鉄株式会社(本社 十和田市・白石鉄右エ門社長)は、11日、三沢・十和田間を結ぶ十和田観光電鉄線を2012年3月末 をもって廃止すると発表した。白石社長は会見で「90年の歴史を自分の代で閉じることに関しては断腸の思いだ」と言葉を詰まらせながら述べた。
 県内の鉄道路線が運行を取りやめるのは2001年の下北交通大畑線以来、10年ぶり。

【11月】鳴門親方が急死

 本県出身の大相撲元横綱 隆の里である鳴門親方=本名 高谷俊英さん=が7日、死去した。鳴門親方は青森県の旧浪岡町出身。昭和43年に初土俵。現役時代は糖尿病を克服したのち横綱に昇進し、千代の富士と優勝を争うなど、数多くの活躍を残した。愛称は「おしん横綱」。

【12月】東北新幹線全線開業1周年

 4日、東北新幹線が全線開業1周年を迎えた。新青森駅をはじめとして県内各地で記念イベントが開催されに賑わった。また、JR東日本は、1周年に合わせて「行くぜ、東北キャンペーン」を実施し、1周年を盛り上げた。